こんにちは!港北区日吉駅近くの大久保ピアノ教室です。
3歳くらいから小学校に上がるくらいのお子さまの親御さんにとって、その成長に一喜一憂することは多いと思います。
よそのお子さんを見て、○○ちゃんはおしゃべりが上手だな、○△くんはもうひらがなが読める!なのにうちの子はどうして・・・?とくらべてしまったりすることはないでしょうか?
子どもの成長はその子によって本当に違います。
ピアノも、はじめてすぐに順調に上達していく子もいれば、ゆっくりゆっくり亀の歩みのごとく進む子もいます。
私の生徒で年中から通っている👧ちゃんは、正に後者です。
おうちでも練習していたのですが、曲の進みは本当にゆっくりでした。
レッスンで音の間違いを指摘すると弾くことをそこでやめてしまうのが常で、一曲を終わりまで弾くのに何週間もかかることが当たり前でした。
弾くことをやめるだけでなく、何を聞いても一言も喋らなくなってしまうので、そうなるともうお手上げでした。
変化がみられるようになったのは小学校二年生も終わりの頃でしょうか。
間違えても「あ、間違えちゃった!」と笑って流せるようになってきたのです
“流せる”ことを良しとしているのではありません。
間違いを認めたうえで先に進めるようになったことが大切で、弾きなおして曲の最後まで弾けるようになりました。
高学年になると、合唱のピアノ伴奏に手を挙げるようになりました。
伴奏者になりたい子は複数いたため校内でオーディションが行われ、見事!伴奏者となったのです。
このことは👧ちゃんにとって相当自信になったようです。
👧ちゃんがここまでピアノを続け、合唱のピアノ伴奏者になったことは本当に喜ばしいことなのですが、レッスンで弾くのをやめてしまっていたころは想像もできませんでした。
それではなぜここまで変わったのでしょうか。
振り返ってみて決め手になったことがあるかといわれると正直わかりません。
ただ、👧ちゃんはこれまでレッスンを休んだことがありません。
練習があまりできていなくても、レッスンで弾けなくなった翌週でも、です。
練習ができていない状態でレッスンに行くのは先生に失礼になる、という考え方があります。
私も子どもの頃、母がそのようなことを言っていた記憶があります。
それもわかりますが、自分が指導する立場になってみて、どんな状態でもとにかくレッスンは休まないでほしいな、と感じます。
レッスンに行くことで気持ちがリセットされ、練習ができていないことや前回のレッスンで弾けなくなったことを引きずらなくていいのです。
そして、直接ピアノには関係ないことかもしれませんが、何か得るものは必ずあります。
例えば先生とお話しするだけかもしれませんが、それでいいのです。
👧ちゃんとは、そんな時間を過ごしたことも何回かありましたね。
その👧ちゃんは、四月から中学生になり、ピアノレッスンはこのまま続けるそうです。
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